仏壇の知識

お仏壇は御先祖様や亡くなった親族を祀るためのものと普通は思われていますが、「仏壇」の本来の意味はご本尊の仏様を安置しお祀りする祭壇です。仏様は悩み迷いがちな私たちをやさしく受け止め、やすらぎを与えてくれる信仰の対象であり、心のよりどころとなるのです。
そして私たちが毎日、お仏壇に手を合わせ亡き人やご先祖様を偲び、かけがえのない生命を与えて下さったご恩を感謝して手を合わせていくことにより他者に対する思いやりや慈しみの気持ちを育み、その心を子孫へと受け継いで行くために各家庭に必ず必要なものなのです。

種類

お仏壇の種類は、全体に黒の漆塗りが施され内部の装飾に金箔を押した金仏壇、木目を生かした唐木仏壇、そして洋間などにも違和感無く置けるようなデザインの家具調仏壇の3種類に分けられます。

金仏壇は主に杉や松、ひのきを使い、漆塗り・金箔押しを施し、きらびやかな装飾がされています。

唐木仏壇は主に黒檀や紫檀、他にも桜やけやき、桑などの木材が使用され木目の美しさを表に出した重厚な趣きとなっています。

家具調仏壇にはウォールナットやチェリー材などが多く用いられ、洋風家具などに合わせたデザインとなっています。

安置場所

お仏壇を置く方角は、北を背にして南向き、あるいは西を背にして東向きに置くのが良いとされています。しかしながら現代の住宅事情ではその方角に置くことが出来ないという場合もあります。そのような場合にはお仏壇を安置するのに粗末にならずお参りしやすい場所であれば構いません。
保存に適した条件ですと、直射日光が当たらず、風通しが良く、冷暖房の風や熱が直接当たらない場所を選ばれると良いでしょう。

日常の手入れ方法

金仏壇

金仏壇

お仏壇の金箔部分は金箔がはげてしまいますので直接手で触ったり、こすらないようにしてください。
ほこり落としには仏壇掃除用の毛バタキなどを使い、障子の桟や欄間などの細かい部分には書道用の筆や、やわらかい穂先のハケなどをお使いください。
うるし塗り部分についてはお仏壇用のつやぶきんなどの柔らかい布でから拭きをしてください。

唐木・家具仏壇

唐木仏壇・家具調仏壇

日常の手入れには、金仏壇と同じくホコリ落としには仏壇用の毛バタキ、拭き掃除には仏壇用のつやぶきんをお使いください。汚れのひどい場合には硬くしぼった手ぬぐいなどで汚れを落とした後、必ずから拭きをして水分を取り除いてください。